「オープンソースの逆襲」の感想とレビュー

題名「オープンソースの逆襲」
著者「吉田 智子」
出版社「出版文化社」
出版文化社のHP
IT系のブログを書いている人に是非読んでもらいたいということで出版文化社からいただいたものですが、その感想とレビューを書きたいと思います。
・内容
オープンソースの歴史と現在どのようなものに利用されているか。それがどのように我々のコンピュータ(ネット)社会に影響しているか。オープンソースは何に役立つのか。オープンソースのメリットについて等が書いてあります。
色々な分野のことが書いてあってここでは紹介しきれないので大まかな部分を紹介しました。
・感想
私はオープンソースの存在は知っていたのですがそれがどのように今のネット社会に影響を与えているか全く知りませんでしたし思いもしませんでした。私たちは知らず知らずのうちにオープンソースの恩恵を受けていたことは初めて知りました。
もともとほとんどのプログラムはオープンソースでプログラマー達が他のプログラマーの公開したプログラムを改良していったためにインターネットをするための技術が発展していきました。なぜネットができるのかというとネットに繋げるためのソースが公開されていて閲覧するためのソース(それがすべてのブラウザに利用されている)も公開されているからです。いままで数年間もネットを利用してきてこれを読むまで知りませんでした。
またこの本にはオープンソースは教育にも最適だとされています。ソースが公開されているために自分で好きなようにいじることができるからです。といってもそれができる子どもはあまりいないでしょうが、そういうことが「できる」と教育することで興味を持ち将来プログラムの世界を担う技術者が生まれる可能性はぐっと高まり、よりよい未来が待っているでしょう。そう教えなければ与えられたものを「使う」ことしかできなくなってしまいます。
オープンソースでないものが悪いとは思わないがオープンソースが発展することで両者とももっと優れたものになると思う。
私はプログラマーではないがオープンソースについて知ることができたのは良かったと思う。普段何気なく使っているグーグル検索やウィキペディア、mixiもオープンソースが使われていることはもっと多くの人が知っていてもいいと思う。
レビュー
総合点★★★★☆
結構読みやすかったですし、色々な方向の話をしているので飽きることはあまりありませんでした。ネットやコンピュータに興味のある方は読んでいきやすいと思いますがそうでない方は(人によりけりだと思いますが)ちょっと難しいかもしれません。オープンソースがどのように私たちに関係しているのか知ることは知っておいて損はないので興味のある方は読んでみるといいと思います。
最後に↓をクリックしていただけたら幸いです。

それでは、よいパソコンライフを
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